ACM語録~た~

  • 対気速度(たいきそくど)…飛行機の空気の流れに対する相対速度のこと。よって、対地速度が一定でも追い風ならば対気速度は遅くなり、反対に向かい風ならば対気速度は速くなる。飛行機が飛ぶための要因の多くは、翼や機体まわりの空気の流れに依存するため、飛行時は対地速度よりも対気速度のほうが遥に重要である。
 
  • 対地速度(たいちそくど)…飛行機の地面に対する相対速度のこと。車や鉄道で使用する「速度」もこの「対地速度」である。対気速度が一定でも追い風ならば対地速度は速くなり、反対に向かい風ならば対地速度は遅くなる。飛行機のルート算出や目的地までの飛行時間の予測はこの対地速度によって行う。東京⇔ヨーロッパ間などの長距離国際線において、往路と復路で飛行時間に大きな差が出るのは、ジェット気流の影響を受けて対気速度が一定でも対地速度が往路で遅く、復路で速くなるためである。
 
  • 代表…他サークルでいう「部長」に当たる役職。サークルとしてACMをまとめたり、チームの活動方針に最終決定を下すなど、マネジメントが中心業務となる。各種書類の作成や提出、部会の司会進行、講演会や大学間の会議などへの出張など、飛行機制作以外の仕事も多岐にわたる。
 
  • 代表選挙…毎年1回、代表を選出するために行う選挙。ACMでは「演説の後、投票」という極めて民主的な方法で行う。最近では代替わりの時期からかなり先行して、5月下旬~6月上旬に行う。

  • タイヤバースト事件…2008年7月、鳥人間コンテスト見学の帰りに起きたトラブル。その日、レンタカーに分乗して順調に東名高速を北上していたACMのワゴン車のうち、先頭の1台がタイヤバーストとみられる操舵困難に陥り、新城PAに緊急退避。JAFを呼ぶもハンドル操作の困難は改善せず、レンタカー会社に代車を要請。しかし、近くの系列店ではなく、柏から浜名湖SAまでわざわざ代車を運ぶというまさかの対応にACMメンバーは全員ブチ切れ。結局、JAFの先導で浜名湖SAまで移動し、テスト期間だったためメンバーはSAで勉強をするという事態に陥った。
 
  • タッチダウン…航空用語で地上への接地のこと。着陸は「ランディング」と呼ぶことが多い。
 
  • 炭素繊維クロス…炭素繊維ワイヤーで作られた織物。任意の大きさにカットして、金型などに合わせて積層することで、任意の形のCFRP部品を作ることができる。プリプレグと混同する人もいるが、プリプレグと違って樹脂を浸みこませていないので、硬化剤を混ぜたエポキシ樹脂を浸みこませながら積層し、真空抜きで1日以上成形すると硬化して完成する。ACMではマウントの成形や、パイプ接合部の補強に用いている。
  
  • 炭素繊維ワイヤー…炭素繊維を一定の束にして出来ている糸。ACMではパイプ接合部の補強などに用いている。
 


  • 最終更新:2010-04-20 22:13:09

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